Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2008年 4月 12日 (土) 23:20:04 JST
熊猫です。 > Lenny は使ってないのですが (sid が常用環境なので)、やり方的には > > $ sudo aptitude install linux-source-2.6.24 linux-patch-tomoyo > $ tar xjf /usr/src/linux-source-2.6.24.tar.bz2 > $ cd linux-source-2.6.24/ > $ fakeroot make-kpkg --added_patches tomoyo --initrd --revision 1.6.0.ccs --append_to_version ccs kernel_image > > こんな感じで build できます(オプションは適当)。 > 必要なのは --added_patches tomoyo の指定と最後に作るターゲット kernel_image > ですね。 なるほど。 > ただ、tomoyo 回りの config の確認をされますね。デフォルト値をそのまま > 使ってくれないかな? config.ccs を .config に追記すればプロンプト表示を抑制できると思います。 .config のコピー元になるファイルが debian/ ディレクトリ内にあるのではないかと思います。 最近は対応ディストリビューションが増えてきたので ccs-patch-\*.tar.gz に含まれる .spec ファイルの占めるサイズも無視できなくなってきました。 ccs-patch-1.6.0-20080401.tar.gz は1MB近くあります。 なので、 .spec ファイルを同梱するのではなく http://tomoyo.sourceforge.jp/wiki/?HowToMakeKernelPackage にあるスクリプトのように deb パッケージに関してはカーネルをビルドするためのスクリプトを、 rpm パッケージに関しては .src.rpm に含まれる .spec ファイルにパッチを当てて カーネルをビルドするためのスクリプトを同梱する方が良いのではないかと思っています。 patch コマンドはパッチファイルの中に含まれる”パッチではない行を無視する”という性質を持っているので、 ccs-patch-\*.diff を #! /bin/sh で始まるシェルスクリプトにしてしまい、 patch -p0 < $0 で 適用するなんていう方法も可能なので、ビルドスクリプトとパッチを一体化させることも技術的には可能ですが ・・・ちょっと奇妙な使い方ですかね。 来週は原田さんと武田さんが ELC2008 に参加するためサンフランシスコへ出張します。 戻ってくるまでにはカーネル 2.6.25 もリリースされているでしょうから、戻ってきてから TOMOYO Linux 1.5.4 および 1.6.1 としてリリースしたいと思います。