MaachangProxyは、HTTP専用プロキシサーバです。
初めに、MaachangProxyの利用方法について、説明します。
MaachangProxyを利用するには、環境変数を定義する必要があります。
定義内容は、以下の通りです。
vi /etc/profile
>一番下に対して、以下の内容を設定.
MAACHANG_PROXY=「解凍したMaachangProxyディレクトリ名」
export MAACHANG_PROXY
PATH=${PATH}:${MAACHANG_PROXY}/sh
export PATH
>編集終わり
起動方法としては、
cd ${MAACHANG_PROXY}
mproxy
これで、起動完了です。
あとは、管理画面などから、設定を行ってください。
次にMaachangProxyの機能について説明します。
1.HTTP/またはMaachangComet専用プロトコルによる、Proxy機能。
>この機能は、Proxy→HttpServer間でサポートされる、Proxy機能です。
2.セッションIDを元とした、ロードバランサー機能。
>セッションIDを元とした単純なロードバランサー機能です。
3.携帯絵文字変換、画像変換機能。
>携帯機種情報は、http://ke-tai.org/で配布されているものが利用できます。
また、機種単位で、画像を変換してキャッシュ化することで、速度低下を防いで います。
画像変換方法は、以下のように行うことで、アクセスされた携帯単位で画像変換 します。
<img src="xxx.jpg?mobile">
また、変換画像は以下のようなオプションがあるので、GETパラメータに付加する ことで、定義できます。
<例>
<img src="xxx.jpg?mobile&persent=80&rate=80&cache=m">
persent : 携帯画面に対してパーセント指定で画像サイズを定義できます。
定義しない場合は、100と同様です。
rate : JPEGの場合だけ有効です。JPEGの画像レートを定義できます。
定義しない場合は、75となります。
cache : コンバートした画像キャッシュ条件を設定します.
cache=M の場合は、月単位でキャッシュを更新します.
cache=d の場合は、1日単位でキャッシュを更新します.
cache=h の場合は、1時間単位でキャッシュを更新します.
cache=m の場合は、1分単位でキャッシュを更新します.
cache=x の場合は、キャッシュを作成しません.
cache=X の場合は、キャッシュを作成しません.
次に絵文字変換について説明します。
基本的にDoCoMoの絵文字ベースです。
絵文字を利用するときの記述として、以下のようにします。
[emoji:1]
この場合、DoCoMoの絵文字と同じように、「晴れ」の絵文字が出力されます。
またPCでアクセスされた場合は、代用として、GIF画像に置き換えられます。
あと、入力内容inputタグ等で入力初期値を定義する特殊タグもサポートしています。
[input:1] :全角
[input:2] :半角かな(auの場合は全角)
[input:3] :英字
[input:4] :数字
あと、携帯用定義ファイルの更新としては、以下のように行います。
http://ke-tai.org/index.phpの「CSVダウンロード」から、対象のCSVファイルを
ダウンロードします。
次に、ダウンロードした内容を任意のディレクトリに格納して、以下のように コマンドを実行します。
>mcarrier 「ダウンロードした内容のファイル位置」
これで、ダウンロードされた内容が変換され${MAACHANG_PROXY}/conf/carrier/
のディレクトリに反映されます。
4.IPアクセス拒否機能。
>管理画面から、IPアドレス/マスク値を用いて、アクセス拒否を設定できます。
MaachangProxyには、管理(画面)機能が備わっており、この機能を通じて基本的な 操作を行うことができます。
管理画面にアクセスする場合は、以下のように行います。
※hostname.comは任意の内容を設定してください。
また、デフォルトのユーザ名、パスワードは、以下の通りです。
>user : root
>passwd: 0123
この内容は、ファイル./conf/maachangProxy.conf内に説明があるので、それを参考に
内容を変更してください。